専門外来案内|岩手県北上市立花で脳神経内科をお探しの方は及川脳神経内科クリニックまで

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〒024-0043 岩手県北上市立花10地割28番地1

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認知症専門外来

認知症には大きく分けると「アルツハイマー型認知症」、「レビー小体型認知症」、「脳血管性認知症」、「前頭側頭型認知症」の4つのタイプがあり、それぞれに特徴があります。

《 アルツハイマー型認知症 》
通帳やさいふ、印鑑などのしまい忘れ、置き忘れがある
同じ事を何度もくり返し聞く
最近の大きな出来事(冠婚葬祭など)を忘れる
季節や状況に合った服を選べない
料理の味付けが変わった(簡単な料理でもまちがう)
薬の飲み忘れがある

アルツハイマー病新薬(抗アミロイドβ抗体薬)による治療について

2023年12月からアルツハイマー病の新薬であるレケンビ®(レカネマブ)が、2024年11月からケサンラ®(ドナネマブ)が保険適用となり、治療が開始されました。
これらの薬剤は抗アミロイドβ抗体薬(抗Aβ抗体薬)と呼ばれており、「アルツハイマー病による軽度認知障害(MCI)」と「アルツハイマー病による軽度の認知症」に対する治療薬です。
アルツハイマー病では症状が出現する何年も前からアミロイドβという異常物質が脳内に蓄積しはじめます。このアミロイドβが沈着し神経細胞が障害されてくると脳の働きが落ち、アルツハイマー病による軽度認知障害(MCI)を経て、アルツハイマー病へとゆっくりと進行していきます。
従来の認知症の薬は神経細胞の機能低下を補う作用を持つものですが、抗Aβ抗体薬はこれまでの薬と違い、アルツハイマー病の原因となるアミロイドβを除去することによって症状の進行を直接抑制する効果が期待出来る薬です。

≪ 検査の流れ ≫

抗Aβ抗体薬による治療の対象は「アルツハイマー病による軽度認知障害(MCI)」と「アルツハイマー病による軽度の認知症」の方です。もの忘れなどの症状があり、その原因がアルツハイマー病であることを診断する必要があります。そのため、神経学的診察、神経心理検査(認知機能検査)、MRI検査、血液検査などを受けていただきます。

神経心理検査(認知機能検査)

認知機能検査ではMMSE(簡易認知機能評価尺度)がレケンビ®では22点~30点ケサンラ®では20点~28点CDR(認知症の重症度評価尺度)0.5または1の方が対象となります。
*CDR0.5または1の状態とは認知機能障害はあるが日常生活は自立している、あるいは服薬管理や金銭管理等の障害はあっても身の回りのことは自立している状態がひとつの目安となります。

頭部MRI

副作用リスクの高い特有の所見(脳浮腫や脳出血。微小出血は5個以下)の有無を確認します。

アミロイドβの蓄積を調べる検査

アミロイドβの蓄積を調べる検査として、アミロイドPET検査腰椎穿刺によるバイオマーカー検査があり、どちらか一方を受けていただきます。当院ではより侵襲の少ないアミロイドPET検査をお勧めしております。
*アミロイドPETは盛岡市の孝仁病院または岩手県立中部病院に依頼します。

≪ 治療の流れ ≫

抗Aβ抗体薬は点滴による治療薬です。レケンビ®は2週間毎に1回1時間の、ケサンラ®は4週間毎に1回30分の点滴治療を行ないます。点滴後は1時間ほど経過観察をさせていただきます。治療に伴う反応として頭痛、悪寒、発熱、吐き気、嘔吐などの症状が出ることがあります。

抗Aβ抗体薬による治療中の副作用として、特に治療開始数ヶ月以内に「脳が腫れる」、「微小出血が起きる」などが報告されており、副作用発現の有無を確認するため、定期的に頭部MRI検査を施行する必要があります。多くは無症状ですが、まれに頭痛、錯乱、視覚障害、眩暈、吐き気、歩行障害などの症状が現れることがあります。
副作用が強く現れた場合、治療を中断、または中止する可能性があります。

≪ 2つの抗Aβ抗体薬の違いと共通点 ≫

レケンビ®とケサンラ®は、どちらもアルツハイマー病の進行を遅らせることを目指していますが、アミロイドβ(Aβ)の形成過程における作用部位や、投与頻度が異なります。
レケンビ®は、脳内のAβが固まる前の段階である「プロトフィブリル」に結びつき、免疫システムがこれを取り除きやすくすることで、脳からAβを減らします。一方ケサンラ®は「アミロイドプラーク」に結びついて、免疫システムがこれを取り除きやすくします。つまり、レケンビ®はアミロイドプラークの形成過程の早い段階で、ケサンラ®はより固まったプラークに対して作用します。

製品名 レケンビ® ケサンラ®
一般名 レカネマブ ドナネマブ
作用する点 Aβプロトフィブリル Aβ凝集体
投与量 体重1㎏あたり10㎎ 初回~3回目は700㎎(固定量)
4回目以降は1400㎎(固定量)
投与時間 約1時間 約30分
投与間隔 2週間毎 4週間毎
投与期間 原則18か月 原則18か月
(12か月時点でAβの除去が
確認できれば投与完了可能)

当院は抗Aβ抗体薬の初回投与施設の基準を満たしております。
レケンビ®、ケサンラ®ともに投与開始から投与完了まで当院で治療することができます。
ご希望の方はお問い合わせください。

《 レビー小体型認知症 》
頭がハッキリしている時とそうでない時がある
実際にはないものが見える(幻視:人や小動物・虫など)
動作が緩慢になった
睡眠時に怖い夢をよく見たり、大声をあげたり、寝ぼけて起き出したりする
転倒や失神をくり返す
《 脳血管性認知症 》
脳梗塞や脳出血などが原因で起こる
脳卒中などの発作が起きるたびに段階的悪化を示す
意欲の低下や自発性の低下が目立つ
ささいな事で泣いたり怒ったりする
《 前頭側頭型認知症 》
毎日同じ時間に同じような行動をとり、制止すると怒り出す
同じ食べ物、特に甘いものばかり際限なく食べる
無遠慮で身勝手にも思える行動をとる
万引きや信号無視のような反社会的行動をくり返す
言葉の意味が分からない

当てはまる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

初診の際は診察に時間がかかりますので、時間に余裕をもっておこしください。患者さんの日常生活を把握している方(ご家族やご兄弟)の同伴をお願いいたします。診療予約もお取りできますので、お電話でお問い合わせください。

脳卒中専門外来

  • 手足の力が入りづらい
  • 言葉が出にくい
  • 手足がしびれる
  • めまいがする、物が二重に見える
  • ろれつが回りにくい
  • 激しい頭痛や吐き気、頭痛がとれない

脳卒中には、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などがあります。いずれもある日突然発症し、命にかかわるような重篤な症状や、重い後遺症を残したりする非常に怖い病気です。上記のような症状があれば、脳卒中の可能性があります。すぐに受診することをお勧めいたします。
また、脳卒中を発症された方は、再発を予防することが非常に重要です。定期的に受診と検査をお勧めいたします。
脳卒中の原因としては、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病や、不整脈などの心疾患が挙げられます。脳卒中を発症していない方でも、生活習慣病をお持ちの方、脳卒中の家族歴がある方は、発症予防のための基礎疾患の管理や、MRIで現状を把握することも非常に重要です。
特に予約は必要ありませんので、気になる症状がある場合はお気軽にご相談ください。
また、急患対応は随時行っております。

頭痛専門外来

頭痛専門外来では、頭痛全般について、詳しくお話を伺いながら診療を行います。

頭痛は一次性頭痛と二次性頭痛に分けられます。一次性頭痛と二次性頭痛の鑑別のため、必要に応じて頭部MRI、MRAの検査を行います。頭蓋内の病変の有無を確認し、頭痛の鑑別診断(片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、薬剤の使用過多による頭痛など)を行い、それぞれに合った適切な治療を行っていきます。より専門的な診療が必要な場合には、県立病院や大学病院と連携して治療を行います。

頭痛があるけど原因がわからない、頭痛持ちだが病院にかかったことがない、または病院で問題ないと言われたが頭痛が続いて困っているなど、少しでも気になることがあればご相談ください。

一次性頭痛

頭痛を起こすような頭蓋内の病変がない頭痛です。片頭痛、緊張型頭痛などがあります。詳細な問診と頭部MRI検査により診断します。片頭痛は20~50歳代の働き盛りに多く、日常生活に大きな支障をきたすことが問題となります。しかし実際には病院を受診し、適切な診断・治療を受けている方は未だ少なく、市販の鎮痛剤で我慢している方が大半です。

《 片頭痛 》
20〜50代の働き盛りに多く、繰り返し頭痛が起きる一次性頭痛の代表です。ズキズキと脈打つような強い頭痛で、体を動かすと痛みが増し、光、音、においなどの変化に敏感になるのが特徴です。また吐き気や嘔吐などを伴うこともあります。日常生活に支障をきたすことが多いことが問題点です。
《 緊張型頭痛 》
後頭部を中心に頭の両側や首筋、目の奥に、重苦しいような圧迫感が特徴です。一次性頭痛の中では最も多いタイプです。首や肩のこり、体がふわふわするようなめまいを伴うこともあります。主な原因としては精神的・肉体的ストレスによる首や肩、背中の筋肉のこわばりです。長時間のデスクワーク、長時間のタブレットや携帯の使用、睡眠不足などが誘因になります。片頭痛と合併して起こることも多いとされています。
《 群発頭痛 》
片側の目の奥からこめかみにかけて眼球をえぐられるような非常に激しい痛みがある頭痛です。痛みは数分のうちにどんどん強くなり、数分から3時間ほど続きます。発作はある期間に集中して起こり、いったん起きると1~2か月の間ほぼ毎日のように痛みが繰り返します。

二次性頭痛

頭痛を起こす脳疾患があり、それにより生じる頭痛です。脳出血、脳動脈解離(特に椎骨動脈解離)、くも膜下出血、頭部外傷、髄膜炎などが原因の場合には、入院での加療が必要になることがあります。その他緑内障、副鼻腔炎、三叉神経痛など多くの原因があります。

《 薬剤の使用過多による頭痛 》
もともと片頭痛や緊張型頭痛などの頭痛を持っている人が、鎮痛剤を飲む量が増えていくうちに痛みに敏感になり、薬も効きにくくなってしまっている状態です。市販の鎮痛薬だけでなく、病院で処方された薬によっても起こります。薬がまったく効かない、または効いてもごく短時間しか効果が続かない状態となり、原因薬物の中止により離脱症状が出る恐れもあるため、適切な治療が必要です。

片頭痛予防薬について

片頭痛でお悩みの患者様に、当院では新たな選択肢として注射薬での治療を行っております。
日本では頭痛を訴える患者さんは4人に1人と言われており、その中で約3割を占めるのが片頭痛です。典型的にはズキンズキンという激しい痛みを伴い、日常生活が困難となる非常につらい頭痛です。
片頭痛は、様々な誘因を引き金にセロトニンという脳内物質が減少することで、三叉神経が興奮してしまい、CGRP(カルシトニン遺伝関連ペプチド)という血管を拡張させる物質が放出されます。このCGRPは、頭蓋骨にある硬膜や三叉神経に分布しており、片頭痛発作時の血管拡張や炎症反応の直接の原因とされています。
そこで登場したのがCGRPやCGRPの受容体に対して働くCGRP関連抗体薬です。現在日本で使用されているCGRP関連抗体薬には抗CGRP抗体製剤(エムガルティ、アジョビ)と抗CGRP受容体抗体製剤(アイモビーグ)、受容体拮抗薬(ナルティーク、アクイプタ)があります。

CGRP関連抗体薬について
―注射製剤3剤・錠剤2剤の違い―

CGRP関連薬は注射製剤(抗体薬)3剤と内服薬(ゲパント)2剤に分類されます。
薬剤名 エムガルティ
(ガルカネズマブ)
アジョビ
(フレマネズマブ)
アイモビーグ
(エレヌマブ)
ナルティーク
(リメゲパント)
アクイプタ
(アトゲパント)
剤型 注射製剤 注射製剤 注射製剤 錠剤 錠剤
投与方法 皮下注射 皮下注射 皮下注射 経口投与 経口投与
投与頻度 月1回(初回のみ2本) 月1回または3か月に1回
(3本同時)
月1回 発作時または隔日
(2日に1回)
1日1回
用途 予防薬 予防薬 予防薬 急性期治療・予防薬 予防薬

エムガルティ・アジョビ・
アイモビーグの違い


CGRPまたはCGRP受容体に結合してその働きをブロックする薬剤です。
注射製剤であり患者さん自身で在宅自己注射が可能です。月1回(または3か月に1回)の頻度で投与します。

エムガルティ(ガルカネズマブ)

  • 投与頻度:月1回(120mg、初回のみ2本=240mg)
  • 特徴:初月にローディング(2本同時)を行うことで効果発現が早い。

アジョビ(フレマネズマブ)

  • 投与頻度:月1回(225mg)または3か月に1回(675mg=3本同時注射)
  • 特徴:月1回、または3か月に1回投与が可能。

アイモビーグ(エレヌマブ)

  • 投与頻度:月1回(70㎎)
  • 特徴:CGRPそのものではなくCGRP受容体に結合する抗体薬。

主な副作用

注射部位反応、アイモビークでは便秘の頻度が高いとされております。

ナルティーク・アクイプタの違い

ナルティーク(リメゲパント)

  • 用途・特徴:急性期治療と片頭痛予防療法の両方に使える
  • 急性期治療(片頭痛発作時)の場合
      ナルティーク75mgを1回服用、1日1回まで。
      トリプタンとの違い
      従来の急性期治療薬であるトリプタン製剤は、血管収縮作用を持つため、心筋梗塞や虚血性心疾患の既往、脳血管障害や一過性脳虚血発作のような疾患を持つ方には使用できません。一方、ナルティークは血管収縮作用を持たず、心血管系への影響がほとんどないとされております。
  • 片頭痛予防療法の場合
      ナルティーク75mgを隔日(1日おき)で服用
      安全性
      長期使用でも耐性がよく、副作用は少ない
      薬剤の使用過多による頭痛(MOH)の心配がほとんどない
  • 副作用:吐き気(悪心)、便秘、眠気(傾眠)、浮動性めまいなど

アクイプタ(アトゲパント)

  • 用途:片頭痛予防療法
  • 投与頻度:1日1回1錠を毎日服用。
  • 特徴:毎日服用することで予防効果を維持。
  • 副作用:便秘、吐き気、食欲減退、ALT/AST(肝機能数値)上昇など
片頭痛は「ただの頭痛、たかが頭痛」で「我慢しなければならないもの」ではありません。頭痛の状態を共有し、ご自身に合った治療を行うことで、つらい頭痛から解放され、生活の質を変えられる可能性があります。

  • いつもつらい頭痛のため頭痛薬を手放せない
  • つらい頭痛のため、学校や仕事を休むことが多い
  • 頭痛が起きるかもしれないと不安になり、旅行などの計画が立てられない
  • 今まで他の予防薬を試したことがあるが、効果がなかった、あるいは副作用でやめてしまった

これまでこのようなお悩みを抱えていた方には、CGRP関連抗体薬が有効かもしれません。
また、新しい治療に興味はあるが、注射にはどうしても抵抗がある、という方には内服薬という選択肢もあります。当院ではそれぞれの患者さんの症状や環境に応じて、様々な治療方法をご提案してまいります。頭痛でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

ボツリヌス療法

脳卒中の後遺症「手足のつっぱり/痙縮(けいしゅく)」で困っていませんか?

脳卒中の後遺症の一つとして、神経系に異常が起こることで筋肉が緊張しすぎて、痙縮(けいしゅく)と呼ばれる、手足がつっぱる症状が出る場合があります。 岩手県北上市立花・及川脳神経内科クリニック・ボツリヌス療法

上記のような症状が長く続くと、筋肉が固まり、関節の動きが制限されることで、日常生活に支障が生じてしまいます。
これらの症状を抑える治療として、「ボツリヌス療法」があります。

岩手県北上市立花・及川脳神経内科クリニック・「ボツリヌス療法」とは?

「ボツリヌス療法」とは?

ボツリヌス菌が作り出す天然のたんぱく質、ボツリヌストキシンを有効成分とする薬を、筋肉内に注射する治療法です。ボツリヌストキシンには、筋肉をつっぱらせている神経の動きを抑える作用があるので、筋肉の緊張をやわらげることができます。

※ボツリヌス菌そのものを注射するわけではないので、 ボツリヌス菌に感染する危険性はありません。

<ボツリヌス療法で期待できる効果>
日常生活での動作が行いやすくなる
手足のつっぱりによる痛みが緩和される
リハビリがしやすくなる
介護の負担が軽減される
関節が固まったり、変形するのを防ぐ
「ボツリヌス療法」により、痙縮(けいしゅく)そのものが治るわけではありませんが、症状がやわらいで日常生活の動作やリハビリがしやすくなるため、機能の回復が望めます。

「ボツリヌス療法」の治療ステップ

第一回目の治療から理想の効果を得ることは難しいため、治療を重ねていくことで、最適な治療をつかんでいきます。

  1. 1ボツリヌス療法は、注射後2~3日目から徐々に効果をあらわします。
  2. 2効果は平均して3~4か月ほど持続し、その後は徐々に消えていきます。
  3. 3効果の持続期間には個人差があるため、医師と相談しながら次の治療計画を立てます。
  4. 4年に数回、注射による治療を重ねることで、最適な投与量や投与部位を見つけていきます。

ボツリヌス療法/注意点と副作用

療法前の注意
  • 現在ボツリヌス療法を受けている、または今までに受けたことがある方 → 疾患名、時期、投与量をお知らせください。
  • 重症筋無力症、ランバート・イートン症候群、筋委縮性側索硬化症がある方 → 症状を悪化させる可能性があるため、治療を行うことはできかねます。
  • アレルギー体質の方、またこの薬でアレルギー症状が出たことがある方
  • 喘息などの慢性的な呼吸器の病気がある方
  • 妊娠している、妊娠の可能性がある、授乳中の方 → 上記3つの症状や状態にある方は、必ずお申し出ください。
  • 現在、使用している薬(市販品を含む)がある方 → 同時に使用できない薬がありますので、市販薬を含めて必ずお申し出ください。
    特に抗生物質、パーキンソン病の薬、筋弛緩薬、精神安定剤などを使用中の方は、効果が強くあらわれることがあるため、医師の指示に従ってください。
副作用
  • 吐き気がする
  • 呼吸が苦しい
  • 全身が赤くなる
  • 飲み込みにくい
  • けいれんが起こる

これらの症状が出た場合は、すぐ医師に相談してください。
このほかにもボツリヌス療法を始めてから違和感がありましたら、医師に相談してください。

顔面けいれん専門外来

片側顔面けいれんは顔の片方の目の周り、口の周りの筋肉が自分の意思とは無関係にピクピクと動く病気です。典型的には、片方の目の周囲の筋肉が時折ピクつくようになり、それが次第に口の周りや額のあたりまで広がるようになります。ひどい時は、首の表面の筋肉にまで広がることもあります。これらの症状は特にストレスや緊張などで誘発されることが多く、人と話をする時などにも出現し、日常生活に大きな支障を来します。原因は、多くの場合、顔面神経に太い脳血管が接して圧迫されることで発症します。
片側顔面けいれんの治療には薬物療法、ボトックス局所注射、手術療法があります。

薬物療法

対症療法として比較的よく使用される薬物としては、抗けいれん薬(カルバマゼピン、クロナゼパム)、筋弛緩薬(バクロフェン)などがありますが、残念ながら内服薬による薬物治療として確立された薬剤はありません。

ボトックス局所注射

けいれんの生じている筋肉にボトックスを注射して、筋肉に軽い麻痺を生じさせ、けいれんが起こりにくくする治療方法です
片側顔面けいれんの患者さんに対するボトックス局所注射では、けいれんする顔面の筋肉にごく少量のボツリヌス毒素を注射します。顔面の筋肉を麻痺させることにより、けいれんが起こりにくくなります。治療効果は3~4か月で薄れてしまうため、数か月おきに注射を繰り返す必要があります。

外科手術

片側顔面けいれんの根本的治療は手術であり、顔面神経を圧迫する血管を顔面神経から離すことで症状の改善が得られます。当院では手術は行っておりません。ご希望される場合には手術可能な施設へご紹介いたします。

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